肘の使い方で表現力をアップ!
社交ダンスのラテンの楽しさは、なんといっても、エネルギッシュさと情熱的な動きです。
中でも、腕の使い方は、ラテンダンスのかっこよさを表現する重要な部分となります。
今回は、ラテンダンスの表現力とリード&フォローを向上させるための「肘の使い方」について、書いていきます。
ラテンダンスにおける肘の基本
ラテンダンスでは、肘の使い方ひとつで、表現の幅が大きく広がります。
初心者のうちは、肘を伸ばしたまま踊ってしまうことが多いですが、意識的に肘を曲げ伸ばしすることで、よりしなやかで、ダイナミック、そして魅力的なラテンダンスを踊ることができるようになります。
ラテンダンスの基本姿勢では、肘を軽く曲げ、腕が楽な状態で自然な位置に保ちます。
棒のように真っすぐに伸ばすのではなく、柔らかな少し曲線を描くように意識しましょう。
踊る種目によって変化する肘の角度
肘を曲げる角度は、ダンスの種類やステップによって変化します。
例えば、
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ルンバのようなロマンティックなダンスでは、肘を大きく曲げることで、柔らかく、包み込むような表現ができます。
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チャチャチャのような軽快なダンスでは、肘を小さめに曲げることで、シャープでキレのある動きを演出できます。
このように、肘の角度を意識的に変えることで、それぞれのダンスの特徴を表現することができると思います。
パートナーとの距離と肘の使い方
肘の使い方は、パートナーとの距離によっても変化します。
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互いに引き寄せ合う動き: 肘を曲げ、自分の手がボディーがくっつくぐらいにします。肘を体から離しすぎず、適切な手と手のコンタクトの位置を保つことで、より密着した二人の距離がすごく近い表現になります。
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互いに離れる動き: 肘を伸ばしていきますが、完全に伸ばしきるのではなく、軽く曲げた状態を保ちます。これにより、腕のラインが美しく伸びやかに見え、次の動きへもスムーズに移行できます。ニューヨークやスライディングドアの時に伸ばす腕の肘も同じように、ピンの伸ばすよりほんの少しだけ肘を曲げてゆとりを持たせるといいと思います。
小さな動きが、大きな違いを生む
肘の曲げ伸ばしは、一見小さな動きですが、ラテンダンスの表現力と美しさを大きく左右する重要なポイントです。
意識的に練習することで、より魅力的で、そして、より上手に見えるラテンダンスを踊ることができるようになります。
次回踊る時には、肘がリラックスしているか、適度に曲がっているか、また、相手との距離を近くするときには、しっかりと肘が曲がっているか確認してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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