社交ダンスは、人生を豊かにする最高の学び
社交ダンスと聞くと、スムーズに踊ることや美しい姿勢を身につけることを想像する方が多いと思います。
もちろん、それらも社交ダンスの大きな魅力ですが、それだけではありません。
ペアで踊る社交ダンスは、二人で踊ることを通して、「人間力」と「コミュニケーション力」を自然と磨き上げてくれる、最高の学びの場です。
今日のブログでは、社交ダンスを通じて私たち(社交ダンスを楽しんでいる方)がどのように成長できるのか、そして、すでにその成長の過程にいることについて書いていきたいと思います。
社交ダンスで育む「人間力」~共感と、しなやかな心~
社交ダンスのレッスンや練習、サークルなどで踊る中で、様々な経験を通じて私たちの内面を豊かに育てると思います。
-
協調性と思いやり: 社交ダンスは二人で楽しく踊るもの。
「私が」「あなたが」ではなく、「私たちカップルとして」どうすればより良くなるかを常に考えることで、自然と協調性や相手を思いやる心が生まれます。
また、相手の小さな変化に気づき、サポートし合うことや褒めたりする行動は、実生活での人間関係にも活きてくると思います。 -
非言語コミュニケーション: 言葉を使わないリード&フォローを通して相手の意図を瞬時に読み取り、自分の意志を伝えるのが社交ダンスです。
この非言語的な対話は、相手の表情や雰囲気から気持ちを察する能力を高めます。
これは、いわゆる「顔色を見る」「空気を読む」といった表面的なことだけではありません。 -
傾聴力と観察力: 相手の動きやタイミング、体重移動、そして音楽の流れに常に注意を払って踊るものです。
相手が次に何をしようとしているのか、どのステップを求めているのかを感じ取る力は、相手の話に真摯に耳を傾け、深く理解しようとする「傾聴力」そのものと言えると思います。 -
主体性と積極性: 特にフォロワー(主に女性)は、ただリードに従うだけでなく、自ら音楽を感じ、自ら動くことも大切です。
また、「このステップが分からない」「もう少し小さく踊ってほしい」など、自分の意志や状況を正直に伝える積極性が、より良い人間関係、より良い踊りに繋がります。 -
感情のコントロール: 練習中にうまくいかない時、意見が食い違う時、感情的になってしまうこともあります。
しかし、そんな時こそ冷静さを保ち、安心して話せて安心して聞けるという会話を心がけることが重要です。
感情に流されずに状況を判断し、適切に対応する力は、ダンスだけでなく日常生活やビジネスの場面でも役立ちます。 -
柔軟性と適応力: 相手の僅かな動きの変化、他のカップルとの混雑具合など、社交ダンスは常に変化する状況への対応力が求められます。
自分の予定どおり、思い通りにいかないことが多いので、固定観念にとらわれず、臨機応変に動きを調整する柔軟性が自然と身につくはずです。 -
内省と成長意欲: 「今日の踊りはどうだったか」「どこを改善すればもっと良くなるか」と、自分の踊りや言動を客観的に振り返り、反省する場面も多いです。
失敗や「上手くいかない」経験から学び、諦めずに「少し上」を目指し続けるという向上心は、何歳になっても持ち続けたいものだと思います。 -
共感力と他者尊重: 「相手は今、こう感じているのかな?」「このリードは伝わっているだろうか?」と相手の立場に立って考える共感力。
そして、自分とは異なる理論や考え方、価値観を持つ相手を尊重し、自分と違う考えを受け入れる心も鍛えられます。
これらは、多様な人々と生きていく上で欠かせない力だと思います。
言葉とやさしさで繋がる「コミュニケーション力」~良い人間関係を築くために~
社交ダンスは、踊りの時間以外に、言葉によるコミュニケーションの場面も多いです。
-
言葉による対話: 踊る前後の挨拶や感想はもちろん、レッスン中に「ここが分からない」「こうしたい」と具体的に質問したり、自分の考えを伝えたりすることも大切です。
疑問点を明確にし、それを解消しようとする姿勢が、学びを深めます。 -
意見交換の重要性: 「今の動き、良かったね!」「ここは、もう少しこうしてみない?」など、良かった点や改善点について率直に、しかし思いやりを持って意見交換をすることで、お互い優しい気持ちになり、協力性が高まり、より早く上達することができると思います。
-
聞く力(傾聴力): 相手の希望や意見、時には指摘をただ聞くだけでなく、真意を理解しようと注意深く耳を傾ける「傾聴」の姿勢が大事です。相手の言葉の背景にある気持ちまで汲み取ろうとすることで、相手は「しっかり聞いてくれている」と感じ、冷静に話せるようになり、信頼関係が生まれると思います。
-
相槌と調和: 相手の話に「うんうん」「なるほど」と相槌を打ち、共感を示すこと。会話のテンポやトーンを相手に合わせることで、スムーズで心地よいコミュニケーションにしていきましょう。
-
誤解を防ぐ努力: ステップの名称やテクニックの解釈など、認識のずれが生じやすい部分については、事前に定義を確認し合ったり、共通の理解を持つように努めることが大切です。
-
伝え方の工夫: 専門用語を避け、分かりやすい言葉を選んだり、身振り手振りを加えたりするなど、相手に正確に、そして心地よく情報が伝わるように工夫して話すことが大切です。
-
安心できる雰囲気づくり: 「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思わせない、オープンで質問しやすい雰囲気づくりが大事です。お互いが安心して話せて、安心して聞ける、そんな人間関係が、建設的なコミュニケーションの土台になります。
社交ダンスで鍛えた力は、人生に役立つ
社交ダンスを通じて、自分のことをよく考える機会が増えます。
また、お互いの考えを理解しようとすることの繰り返しの中で、より豊かな人間関係を築くための知恵とスキルを、楽しみながら自然と身につけることができます。
「人間力」と「コミュニケーション力」は、ダンスが上手くなるということ以上に、私たちの日常生活や仕事、人生のあらゆる場面で役立つ、かけがえのない「気分よく生きる力」となるはずです。
単に踊る楽しさを味わう時間も大切にしつつ、社交ダンスを通じて学べる生き方のコツのようなものを活かし、人生をもっと豊かにしていきましょう。
今日は、社交ダンスを通じて身につけられる「人間力」と「コミュニケーション力」の話でした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント