【ヒロス流人生哲学】解決に固執せず「一旦区切りをつけて」前に進むこと

問題に立ち止まらず、まず動き出すことの大切さ

社交ダンスの場面はもちろん、私たちの日常生活やビジネスの現場においても、様々な問題に直面することは避けられません。

思うように踊れない、パートナーとの意見の衝突、仕事上の壁、人間関係の悩み、個人的な苦難など、問題の種類は多岐にわたります。

「何とか解決しなければ」と考え込み、思考停止になってしまうこともあります。

もちろん、問題の根源的な解決は非常に重要です。

しかし、社交ダンスを通して私が学んだ人生の教訓「ヒロス流考え方」では、必ずしも完璧な「解決」に固執する必要はない、ということです。

「解決」に至らないまでも、まずは一歩前に踏み出すことこそが肝心だと考えています。今回は、「解決」という思考習慣にとらわれず、「一旦区切りをつけて」前に進むというヒロス流の考え方について書いています。

完璧な「解決」の難しさを知る

問題解決を目指す際、私たちは「どうすればこの状況を完全に解消できるのか?」という問いに縛られがちです。

しかし、社交ダンスを例にとっても、個々の経験、目標、そして成長の段階によって、問題へのアプローチや解決策は大きく異なります。

同じ課題に直面しても、人それぞれに見えている景色や抱えている背景が違うため、万人に共通する 唯一の解決が存在するとは限りません。

むしろ、深く考えれば考えるほど、問題の本質から離れてしまうことさえあります。

特に、社交ダンスのように二人で踊る状況では、リードとフォロー、それぞれの考え方の違いが複雑に絡み合い、明確な答えを見つけ出すことが困難な場合も少なくありません。

日常生活やビジネスの場面においては、さらに多くの関係者が存在するため、完全な解決に至る道のりはとても険しいです。

現時点で克服できないことや、自分以外の人の本質的な部分を変えようとすることに過剰なエネルギーを費やすのではなく、「どうすれば建設的な方向へ進めるか」という視点を持つことが大切です。

意見が異なる相手との対立的な議論ではなく、「建設的な対話ができる相手とは徹底的に話し合い、そうでない場合は深入りしない」という線引きは、無駄なエネルギー消費を避けるための賢明な判断です。

あらゆる場面において、議論が必ずしも合意や結論に結びつくとは限らない、という現実を受け止めることも重要な思考習慣だと思います。

不完全でも「一旦区切りをつけて」前へ

完璧な解決が難しい状況でも、その状態で立ち止まっているわけにはいきません。

ここで重要になるのが、「一旦区切りをつけて進む行動をする」というヒロス流考え方です。

これは、問題を完全に消滅させるという意味ではなく、現状に区切りをつけたり、ある程度の妥協点を見出したり、「現時点での最善の策として受け入れる」という一時的な解決策も含まれます。

「上手くいかないときにこそ学びがある」「習い事においては、納得できないことも含めて学びである」というのは、社交ダンスが教えてくれた大切な教訓です。

困難な状況そのものを成長の機会と捉えることで、私たちは前向きに進むことができます。

また、「できなくても、焦ったり悩んだりするのではなく、『今は学びの途中だ』と捉える」という前向きな考え方が重要です。

問題に直面した際に、すぐに解決しようとせず、自身の成長の過程として受け入れることが大切です。

さらに、「感情的になっているときは結論を出さない(落ち着くまで待つ)」ことや、「一度マイナス思考に陥ると回復に時間がかかるため、日頃から意識して防ぐ努力が必要」という思考習慣も重要です。

問題を抱えたまま感情的に判断したり、無理に解決しようとしたりするのではなく、心の状態を整えてから改めて考え直す、あるいは一時的に問題から距離を置くことも、「一旦区切りをつける」一つの有効な手段です。

前進するための「行動力」

「一旦区切りをつけて」前に進むためには、頭の中で考えを巡らせるだけでなく、具体的な「行動」を起こすことが重要なポイントだと思います。

「どんなに素晴らしい計画も、実行に移さなければ結果は生まれない」です。

問題について深く考え込むことも重要ですが、「迷いすぎたり、悩みすぎたりせず、時には行動が先である」というのもヒロス流の考え方です。

「思考するよりもまず行動する」、特にメンタルな不安や恐怖を感じるときほど、この 考え方を意識することが大切です。

多くの行動こそが、将来的な問題解決の糸口となる可能性があると思います。

実際に行動を起こし、踊ることに没頭することで、「スタートする前は不安だったけれど、いざ動き出すと目の前のことに集中し、不安が消える」という プラスの効果も期待できます。

疲れている時、特に精神的に疲弊している時こそ、「体を動かす」「踊る」ことは驚くほどの効果を発揮します。

「新しいことを始める。ただそれだけ」というシンプルなヒロス流の考え方は、様々な場面で応用できると思います。

「乗りよくすぐ行動する」「良いタイミングを逃さず始める」ことが重要です。

心の状態を整えることの重要性

問題にどう向き合い、どのように前進するかは、私たちの心の状態に大きく左右されます。

焦り、辛さ、悲しみ、不安、怒りといったネガティブな感情に支配された状態で判断したり行動したりすることは避けるべきです。

「感情に振り回されることなく、穏やかで充実した人生を送る」ためには、「感情のコントロール」や「事実よりも感情が優先されることを防ぐ」意識が重要です。

「ポジティブな思考習慣は、心身の健康に よい影響を与える」はずです。

「プラスの言葉は、自身の機嫌を良くし、前向きな思考を促し、心を軽くする」効果があります。

心を穏やかに保ち、気分良く過ごすことは、問題に柔軟に対応するためにも非常に重要です。

また、身体的なケアも心の状態に密接に関わっています。

「疲れた体や硬くなった体をケアすることは、気持ちや心もほぐす効果がある」はずです。

社交ダンスを例に挙げれば、「頭で考え方を変えようとするよりも、まずダンスに没頭することで、イライラや不安が頭から消えることがある」、つまり「悩みを一時的に忘れられる時間を作ること自体に価値がある」と思います。

過程を楽しみ、前向きに捉える

完璧な解決ではなく、「一旦区切りをつけて」前に進むという考え方には、問題解決の過程そのものを楽しみ、あらゆる経験を学びと捉える視点が含まれています。

「良かったことを見つける」という意識的な努力は、困難な状況の中でもポジティブな思考を維持するために重要です。

「過程を楽しむこと」「現状に感謝して楽しむこと」は、心の軽さにつながります。

社交ダンスにおける「『そのつもり』で見る。意識と目的を持って見ること」は、意識的に意味を見出し、これまで見過ごしてきたことに気づくための重要な考え方だと思います。

今回のブログのヒロス流考え方のまとめ

問題に直面した時、常に 完璧な解決策が見つかるとは限りません。

明確な答えが存在しないことさえあります。

そのような時こそ、「解決」に固執するのではなく、一旦「一旦区切りをつけて」というヒロス流考え方が有効になります。

これは、問題を放置するという意味ではなく、現状を学びの機会と捉えたり、一時的に区切りをつけたりすることです。

そして、深く考え込むだけでなく行動を起こすこと、心の状態を穏やかに保つことが、前へ進むための大きな力となります。

完璧な解決でなくても、「一旦区切りをつけて」行動することで、私たちは新たな学びを得て、心軽く、機嫌よく、成長しながら過ごせるはずです。

今日の話は少し長くなりましたが、社交ダンスから学んだヒロス流の考え方についてお話ししました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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